酪農コラム/搾乳ロボット(Lely)におけるPC画面の概要
コラム

早速ですが、パソコンでLELYのアプリケーションであるHorizonの見方について説明していきたいと思います。
Horizonを開くと画面には、「レポート」や「重要業績評価指標(KPI)」「ウィジェット」などが表示されます。
これらは、見たい項目をホーム画面に表示するようにカスタマイズが可能で、ロボット搾乳を導入している酪農家さんにHorizonの画面を見せて頂くと、ホーム画面の表示されている項目は、酪農家さんによって若干異なっていることに気が付きます。
それぞれの項目を説明します。
レポートとは、搾乳ロボットが得たデータの中から指定した特定の情報を表示したものです。牛群の搾乳可能牛や搾乳ロボットや牛群のパフォーマンスなどKPIよりも長期間のデータを確認することが可能で、私は産乳成績をまとめるときや搾乳牛のメニュー設計をするときなどにレポートからデータをエクセルなどで抽出することが多いです。
KPIは農場、牛、ロボットのパフォーマンスを把握する事が可能で、直近1週間の推移、前週の平均値、直近24時間の値が表示されます。
このKPIは、直近24時間の平均値よりも僅かに低下したときにはオレンジ色の文字で表記され、平均値よりも大きく低下した時には、赤色の文字で表記されるため、一目で成績の変動が確認でき、非常に見やすい作りになっています。
※乳量の場合、5%以上の減少で赤文字、2~5%の減少でオレンジ色に表記されます。
KPIの項目をクリックすると、牛舎や牛のグループ別にデータを確認することもできます。
ウィジェットは、牛群の頭数予測や繁殖予測、在籍頭数などを表示する事が可能です。
KPIもウィジェットも酪農家さんがホーム画面で見たい項目をカスタマイズして表示することが可能です。
また、★で示した赤いサイドバーから牛の個体情報の検索や搾乳設定や給餌設定などを確認&編集をすることができます。
次回は、たくさんあるKPIの項目について説明したいと思います。

